第8回色彩ワークショップでは「自分で自分の場所・材料を選んで、自分の表現を見つけよう」というテーマで活動しました。
クレパス・絵具・POSCA・PROCKEY・ハサミ・のり・色画用紙・クラフトロール紙など、さまざまな道具を準備。さらに机・床・縦置き画板など、描く場所も自由に選べる環境を整え、子どもたちが自分のペースで取り組めるようにしました。

✏️ 思い思いに描き始める小さな画家たち
活動が始まると、子どもたちはお気に入りの画材を手に取り、すぐに創作モードに。POSCAやクレパスを迷いなく選び、力強く描き始める子。
絵具コーナーでは、梅鉢パレットを手にし「赤ください あとはね、緑」 「あっ! 青も欲しい」と好きな色をスプーンで入れてもらいながら選んでいました。保育士は、子どもたちが自分で選び、自分で決める経験を大切にしながら、「この色もきれいだね」「混ぜたらどんな色になるかな」など、表現を広げる声かけを行いました。

✂️ 工夫が光る作品づくり
画用紙いっぱいに太陽を描き、最後まで黙々と色を重ねて塗り続けるお友だち。
赤い車を描いて自分で丁寧に切り取り、クラフト紙に貼って立体的な作品に仕上げたお友だち。

縦置き画板に向かって描き始めたお友だちに、二人、三人と仲間が増えていきました。
絵具を混ぜて自分だけの色をつくる姿に「素敵な色ができたね」と声をかけると、その色づくりに興味をもった友だちが集まり、互いに色を見せ合ったり、筆の動きをまねしたりしながら、画面いっぱいに表現が広がっていきました。こうして、一人の創作が仲間へとつながり、協働しながらアートを通してコミュニケーションが生まれていきました。
スイカの絵を描いたお友だちは「種をかかないと」と、黒のマジックを手に取り、気づけば数字まで描き込んで、すっかり芸術作品に。子どもの発想の豊かさに、保育士も思わず笑顔になりました。

🌈 完成した作品を見て、誇らしげな声があふれる時間
描きあがった絵を飾ったり乾かしてると「これはね、お花と虹だよ」「恐竜かいたんだ」とあちらこちらから誇らしげな声が聞こえてきました。自分の作品を見てもらえる喜び、友だちと共有する楽しさが広がり、保育室はまるで小さな美術館のようでした。

✨ 保育士として大切にしていること
今回の活動では、
**「自分で選ぶ」「自分で表現する」**という経験を大切にしながら、子どもたちの創造力が自然と引き出されるように美術講師の指導のもと環境を整えました。保育士は、ただ見守るだけでなく、必要なときにそっと手を添えたり、言葉をかけたりしながら、子どもたちが“やってみたい”気持ちを後押ししています。