崇仁会所属の、代沢みこころ保育園では月に2回、用賀みこころ保育園・葵みこころ保育園では月に1回体操教室が行われています。子どもたちに「体を動かすことを好きになってほしい」というゴールを持ち、日々取り組んでいます。
体操と英語を学べる
いつもお世話になっているのは、MITTE KIDSの倉上先生、通称ちー先生という方です。この「MITTE」とは、「Movement intended to teach English」の頭文字をとったもので、「動きながら英語を教える」という意味があります。この言葉の通り、ちー先生はネイティブの英語を操り常に英語でこの体操教室を教えているのです。つまり、英語のクラスと体操のクラスが両立されているという事です。しっかりとした体操例えば、鉄棒や跳び箱、またちー先生の創作体操と共に、体を使った英語のレッスンを挟み、子どもたちの頭と体の体操を常に行っています。実際にレッスンに立ち会ってみるとその英語に触れあう環境のすばらしさに驚きます。
レッスンを受けた子どもたち
実際に子どもたちにとってどんな効果が見られるのかが大切になってきます。先生たちの実感として、1,2歳の子どもたちは変な転び方が減り、転んでも手が出るようになったこと、受け身もとれるようになったこと。幼児になるときちんとした姿勢で座る筋力が付いたり、またその姿勢を保つ体力が増えたなど、私生活にも良い影響が出ていると言います。またレッスンを受けるごとに、運動能力と英語力が上がったという事でした。
具体例を出すと、5月に4段の跳び箱をやっと飛べるような子が10月の運動会で6弾を飛んで見せたなどがあります。また、体力面のみではなく、気持ちの面での進歩もあり、経験や「頑張ったらできる!」という気持ちが芽生え、子どもたちも別の時間で率先して練習したがるようになりました。
先生にも学べる場を
普段、保育に携わっている先生たちにもぜひ学べる場を用意したいというもう一つのコンセプトのもと、この体操教室を始めました。外部の体操の先生ならではの視線で、子どもたちを指導しながら先生たちにもどのようなポイントで、どのように指導するか、という所を教えてくれています。先生たちも普段とは違う気付きを得て、日々良い影響を受けています。月ごとのカリキュラムをいただき、テンポのよい授業は、子どもたちの集中力を高め、年間を通して滞りなく成長の場を与えてくれています。