今年度初めてのお坊さんの日でした。
袈裟姿のお坊さんを見て、子どもたちは最初こそ目を丸くしていましたが、椅子に座るとすぐに手遊びが始まり、お坊さんの動きをじっと見つめながら一緒に楽しんでいました。

そのあと、お坊さんは胸元から一枚の白い紙を取り出して見せてくれました。しわひとつない真っ白な紙です。

「これはみんなの心の中です」
そう言って、お坊さんは紙を少しクシャっと丸めました。
「嫌なことを言われると、心はこうしてクシャっとなります。もっと嫌なことを言われると、紙はクシャクシャになってしまいました。みんなの心の中です。」
子どもたちは真剣な表情で紙を見つめていました。時間が経つと心はまた広がります。

でも、一度ついたしわは元に戻りません。「だから、お友だちに嫌なことは言わないこと。そして“ありがとう”の感謝の言葉を大切にしましょう」
お坊さんの優しい語りかけに、子どもたちは静かに耳を傾けていました。心のしわをつくらない、思いやりの気持ちを育む大切な時間となりました。