崇仁会所属の保育園では月に一回「お坊さんの日」と題して、お坊さんに10分ほどのお話をして頂く機会を設けています。月末の行事として、その月の仏教の「御言葉」をもとに、子どもたちに合う分かりやすいお話をして頂いています。先生たちも一緒になって聞き、この時間を楽しんでいます。
お坊さんに来ていただく意味
あまり、保育園では聞きなれない行事だと思います。特別、先生方が準備をすることはありませんので、純粋にお坊さんのお話を楽しんでいただければという思いで行っております。お坊さんのお話しといっても難しく考えて頂かず、こういう考え方もあるんだ、こういう教えなんだと感じ取ってもらえれば幸いです。園児も、お坊さんが行くと嬉しそうに名前を叫んでアイドルのような存在になっています!
なぜ「お坊さんの日」をはじめたの?
崇仁会の保育園に通っている園児、また働いている職員には、ぜひ「思いやりのある心」「礼節を重んじること」「まごころを持つこと」という精神を持っていただきたいと考えております。崇仁会の母体は森巖寺という仏教寺院ですので、仏教の精神に基づいたこれらの考えをぜひ、身に着けて頂ければと思います。
「お坊さんの日」をつづけてみて
「お坊さんの日」を始めて約1年半ほどが経とうとしています。最初は恥ずかしがっていた子どもたちも3,4回と続けるごとに段々慣れていき、今では楽しみに待ってくれています。お坊さんにはいつも大きな声であいさつをしたり、お話しを終えた後には感謝の気持ちを伝えたり、と徐々に「お坊さんの日」を始めた意味・意図が伝わってきたと思います。人としての成長の見て取れる、崇仁会にとって大切な行事の一つになりました。